以前もお話ししたかもしれませんが、レコーディング方法は時代によって大きく変化してきました。昔はそれこそクリックの音色から作ったりもしたそうです。伝説の話としては、とあるアーティストがクリックの音を作るのに三日間かけたと言う逸話もあるほどです(笑)。たしかに耳障りなクリック音ってありますよね。
さて、ここ十数年のDTMの劇的な進化やデータを簡単に扱えるようになったことで、レコーディングをしていく順番も自由になってきました。制作が自由で便利になるのはクリエイティブな面を増幅させるため大歓迎ですが、一方で気を付けなければならないことも内包しているので、それは忘れてはいけないと思っています。
今回は、そんな便利さに警鐘を鳴らす、歌モノの楽曲にとって一番大切とも言える「歌の在るべき場所」について、僕が大事にしていることを綴りたいと思います。
※ 続きをご覧になるには、ログインする必要があります。
▶ ログインはこちら ◀