<コラム Vol.27>YOSHIKIさんとの想い出(後編)~ディナーショーを観覧して

前回に続き、僕の師匠であるYOSHIKIさんとのLAでの思い出を綴ります。

当時18歳だった僕は、さまざまな音楽を聴いて吸収していた時期でした。中学一年生のときにXの音楽に出会ってロックに目覚め、その後は海外のハードロックを聴き漁り、やがてロックから少し離れてジャズやフュージョンに傾倒していた頃でもあります。

そうした音楽遍歴の中で、1997年の僕はポピュラーミュージックに対してどこか斜に構え、少し見下し始めていた時期でもありました。そんな未熟な僕の音楽観をYOSHIKIさんは一瞬で見抜き、さらにそれを諭すかのように、それまで耳にしたことのないような圧倒的なピアノ演奏を披露してくださったのです。その時の衝撃はいまも鮮明に覚えています。

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